5〜15万円が交付される給湯省エネ事業

給湯器の交換にはお金がかかるため、気軽に買い替えられないという人も多いのではないでしょうか。
頻繁に買い替える製品ではありませんが、故障するたびに修理を繰り返していると、修理費が積み重なって買い替えるよりも高額になるケースがあります。
給湯器の交換に使える補助金制度もあるため、上手く活用しながらお得に買い替えましょう。
2023年度で利用できる補助金制度は主に2つあります。
1つは、給湯省エネ事業です。
これは、熱効率が高い給湯器に交換する際、補助金が交付されます。
受け取れる金額は5〜15万円ほどです。
どの製品を選ぶかによって交付額が変わってきます。
最も高額なものは家庭用燃料電池で15万円受け取ることができます。
交付額が安いハイブリット給湯器やヒートポンプ給湯器(エコキュート)は5万円です。
エコキュートは本体価格と工事費を合わせると50万円ほどかかる場合がありますが、その10%を補助してもらえるため、お得に買い換えることができるでしょう。

27,000円の補助金が交付されるこどもエコすまい支援事業

もう1つは、こどもエコすまい支援事業という補助金制度です。
給湯器の交換だけでなく、断熱改修やバリアフリー改修、節水型トイレの設置、太陽熱利用システムの導入なども対象となっています。
給湯器の設置で交付対象となる製品は、省エネ効果が高いエコキュートやエコジョーズ、エコフィール、ハイブリッド給湯器の4種類です。
これらの製品を設置すると、1戸あたり27,000円の補助金が受け取れます。
しかし、この補助金制度には最低補助金額が定められており、50,000円に満たない場合は、高断熱浴槽や太陽熱利用システムなど他の工事も行う必要がある点には注意が必要です。
このように2つの補助金制度がありますが、1つの給湯器に2つの制度を併用することはできません。
また、交換作業は業者に依頼することになりますが、どこでも良いというわけではなく、補助事業者登録をした業者のみ、補助金が利用できます。
未登録の業者に依頼すると交付されないため、必ず確認した上で依頼しましょう。